ブラジリアン柔術の歴史について

ブラジリアン柔術の歴史を調べると世界中のプロレスラーなどの格闘家達と戦い続けた日本人柔道家・前田光世が戦いの中で 習得した技術や柔道技術をグレーシー一族に伝え、それを彼らが改変して出来たものが起こりとされています。

また、最初に前田光世から手ほどきを受けたカーロス・グレイシーの弟であるエリオ・グレーシーは小柄で 喘息持ちだった為、体格や力の上でも劣る相手でも勝てるように寝技を中心とした技術体系となっています。

つまり、ブラジリアン柔術のルーツは前田光代という日本人なのです。
前田光代は1,000試合以上戦ってほぼ無敗とされております。
様々なルールで様々な相手と戦い続けて無敗を誇りる前田光代は、なんと身長164センチ、体重70キロであったとされています。

おそらく、海外の格闘家との闘いでは子供と大人ほどの体格差は日常茶飯事ではなかったのではないでしょうか。

そんな偉大な前田光代は柔道を始める前に生まれ故郷で本覚克己流という古流の柔術を学んだとされております。
古流の柔術は打撃もあり、戦場で生き残る為の技術です。

小さな日本人が打撃もある戦いにおいて、無敗でいられた要因として、この古流の柔術を習得していたからではないかと思っています。

ブラジリアン柔術は古流の柔術、柔道、そして何よりも世界中の猛者と戦い続けた日本人の知恵と技術が詰まっている貴重な遺産ではないかと思います。

最近は競技化が進み、新しい技術も進化しています。

それはそれで、時代の流れと共にいい意味での変化だと思います。

偉大な日本人の遺産でもあるブラジリアン柔術をこれからも追求していきたいと思う今日この頃です。

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