今日はブラジリアン柔術をはじめたキッカケと、習いはじめの頃について書きたいと思います。
柔術を最初に知ったのは第一回UFC大会でした。
ボイスグレーシーという、ごく普通の体格の男が屈強な格闘家達を簡単に極めていく姿は衝撃でした。
当時は不敗の歴史を持つ一族というイメージも謎めいていて、魅力的でした。
ただ、その大会で現役の有名選手は出ていなかった為、大会のレベルもそれ程高くないのかもしれないと思っていました。
でも、その後の大会で大道塾のトップ選手がホイスグレーシーにアッサリと負けてしまう姿を見て、この強さはとんでもなく本物だと確信しました。
グレーシー柔術の強さは理解したのですが、当時は極真空手が最強だと信じて稽古していたので、それでも柔術を学びたいとは思いませんでした。
それから、10年くらいの月日が経ち、総合格闘技ブームの中、指導員をしていた空手道場にブラジリアン柔術の先生が来られて、柔術クラスが出来ました。
その時はフルコンタクト空手の全日本大会にも出ていた時期で、柔術の先生は自分よりもずっと歳上の方でしたので、寝技勝負でも負けない自信がありました。
ところが、先生に掴まれた瞬間から、何も出来ないまま完全にコントロールされてしまいました。
掴まれたら、こんなに何も出来なくなり、制圧されるのだと驚き、逃げ方だけマスターしようと思った記憶があります。
それから柔術を習いはじめたものの、技もなかなか覚えられず、しばらくは力任せで、柔術と呼ぶには程遠い感じでした。
ですので、柔術をはじめたばかりの方が難しく感じる気持は痛いほどわかります。
ただ、技を覚えてきて、基本的な技術が使えるようになると、これほど面白い格闘技はないと思います。
そして、3年くらい本気で柔術に打ち込めばどなたでも相当強くなると思います。
ここでいう本気というのは、ただガムシャラキツくても頑張ってスパーリングわやるとかではなく、毎回、テーマを決めて、それの結果を振り返り、良かった点はブラッシュアップして、課題は仮説を立てて、次回の練習で試すといった効率的な練習する必要があります。
この練習方法に辿り着くまで、自分自身がただ単にキツイ筋トレのような練習をしていたので、これを読んでくださった方々には同じキツイ思いをして欲しくないので、書かせて頂きました。
まだ、ご自身の練習方法が確立されていない方は是非お試しください。
長文を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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