今日は私が日々行なっているブラジリアン柔術で強くなるためのメモ術をご紹介したいと思います。
よくメモをした方がいいと思う色々なシーンで言われますが、単にメモをとっているだけで満足してしまってはメモをとる効果が半減してしまうと思います。
そこで、今回はメモの取り方とそれを見るタイミングなどについて少しご説明しようと思います。
まずメモをとるタイミングですが、練習後30分以内と決めています。
練習後の30分は音楽などもシャットアウトして、歩いたり、自転車に乗ったり、車を運転しながら、先ほどの練習の振り返りをします。
練習中にメモを取るかたもいますし、それ自体は悪い事ではありませんが、私はあえて練習中はその練習そのものに100%集中する為にメモは練習後に取るようにしています。
個人的にはその都度その都度メモを取るとメモを書いた時点で記憶から消えてしまって忘れやすくなる傾向があるので、練習後に頭の中で振り返り、纏めてからメモを取るようにしています。
この辺りは個人のやり方にもよるかと思いますので、ご自身に合った方法で行ってみてください。
私は練習後30分くらいは瞑想後のような頭がクリーンな感じがするので、このタイミングで練習の内容を纏めるといい感じで課題なども整理できます。
次に頭の整理の仕方ですが、まずは”良かった点”を思い出します。
人間、課題ばかりを考えるより、まずは良かった点もしっかり振り返る事が大切です。
時にはここで、自分で自分を褒めてあげる事もします。(時には自分への優しさも必要です)
次に課題です。
例えば、バックポジションを取れたのにチョークを極められなかったとか、クローズが割れなくて何も出来なかったとか、そんな事を箇条書きで頭に書いていきます。
その次に良かった点と課題を振り返った上で、全体的な闘い方の流れをどうすれば良かったのか?を振り返ります。
この3点を纏めて書く事が大体整理出来た時点で実際にメモを書きます。
私は字が恐ろしく下手なので、スマホにメモをとります。
メモの大項目は以下です。
◆良かった点
・
・
◆課題
・
・
◆今後の組手の流れ
・まずは立った体勢から左手で相手の襟を取りxxxxxx
といったような内容です。
ここで出た課題は解決するためにYouTubeで調べたり、私は海外のオンラインクラスに2つ入っているので、そこで課題解決できる動画を調べていきます。
そこで、解決策を一つの課題に対し2個以上は見つけて、次回の練習で試してみます。
次回の練習で上手くいけば”良かった点”のメモに次回付け加えます。
そして今回の課題が一つ消えます。
そうすると組み手の流れ(戦い方)も戦略が変わるので、次回の練習メモでは組み手の流れも修正します。
注意すべきは組み手の流れは中上級者の方はいきなりは大きく変えすぎない事かと思います。
ご自身のスタイルというものがあると思いますので、頻繁には戦い方の幹は変えない方がいいと思います。
この闘い方の幹(ベースとなる戦い方)つまり、クローズドガードをベースにするとか、ハーフガードをベースにするとかが定まっていない方はやってみたいというガードを半年くらい徹底的にやるといいと思います。
そうすると技術が深くなり、自然と得意な形になると思います。
幹がないうちにあれこれやり過ぎると、どの技も中途半端な状態になってしまうと思います。
このようにして纏めたメモを次回の練習前にも必ず目を通し、頭の中で課題を解決する為の技を頭でイメージトレーニングしてから練習に挑むといいと思います。
こういった作業は面倒臭いので、ここでご紹介して見てくださった方でも恐らく1割の方も実践されないと思います。
だからこそ、この一手間を入れるだけで一年後の差はとても大きなものとなります。
面倒臭いと思われるかもしれませんが、是非試してみてください。
ブラジリアン柔術は技が分かっている方が絶対に面白いです。
身体だけでなく頭もフル回転させる方が楽しさが倍増しみます。
皆さんがブラジリアン柔術を今よりも楽しいと感じられるようになったら幸いです。
長文を最後まで読んでいただき、有り難うございました。
この記事へのコメントはありません。